令和6年産米の作付意向

コメ指数先物は2025年2月限が8月からスタートします。市場参加者らは7月31日に公表される現物コメ指数を参考にして売買を開始することになりますが、令和6年産米の作付は前年に比べどうだったのか気になりませんか?直感で取引をしても構わないのですが、どうせなら少しは取引前に情報を仕入れてみてはどうでしょう。 


 農林水産省WEBによれば、各都道府県の主食用米の作付意向は、減少傾向11県、前年並み25県、増加傾向11県となっていう結果になってます。


ざっくりとした印象としては、コメ処とされる県は、前年並みか増加傾向にあるような気がするので、そうすると余りマイナス方向に動かない気がします。ただどうしても農産物ですから、天候次第で作況指数が下振れすることも考えられますが、恐らく、順調に行けばコメの生産量が前年に比べて大きく減少することはないと予想します。


令和6年産第2回中間的取組状況(令和6年4月末時点)


安易ななんちゃって予想ですが、コメ指数先物に投機として参加するなら、全国の生産者が毎年の作付をどう考えているか位は知っておいた方が良いと思い、作付意向について触れてみました。もし知り合いに生産者やJAの人がいればですが、尋ねてみてはどうでしょう。プロの意見は絶対に参考になりますよ。そう考えると、都市部に住んでいる人よりも、コメ処に住んでいる人達の方が、濃い情報が身近にあるので、ある意味有利な気がします。田んぼの様子もすぐ分かりますしね。お米アナリストとして名を売ってみて如何でしょうか。


一応最後に触れておきますが、お米の需要は日本人の人口減少や食の多様化に伴い、毎年10万トン超の減少になります。ただ、今はインバウンド需要が需要の下支えになっていると思いますが・・・。これらを総合的に考えて、実際出来秋の収穫量がどうなるか。って、あれこれ考えると、結局のところ将来の価格がどうなるか考えるのは難しいのです(汗) 


 だらだらと書いてしましました・・・、今日はここまで。 

米穀指数

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