品薄解消も高値続く
“家庭直撃”コメの価格が前年の約1.5倍 品薄解消も高値続くワケは…“販売ルート”の変化?
今日のyahooニュースに”品薄解消も高値続くワケは…”とありました。
そこには高値の背景として、以下の解説がされています。
コメの買い付けの大半は、農家から農協が買い上げ、さらに卸売業者や小売店などを通じ、食卓に並びます。しかし、コメ不足に不安を抱える卸売業者などが、農家と直接交渉。農協よりも高値で買い取ります。結果、農協が買い取れる量が減り、通常ルートよりも高値となる、コメの“奪い合い”が起きているというのです。
ここからは私個人の見解ですが、卸売業者が金融市場でいうところの仕手筋(=人為的に作った相場で短期間に大きな利益を得ることを目的に、マーケット(市場)で大量に投機的売買を行います。)的な動きをしているように思えます。投機的な売買ではないと思いますが、人為的に米価水準を押し上げているような気がします。勿論、農協も同じことはできますが、卸売業者が先行して米価水準を押し上げ、農協もそれに乗っかる格好になっているのでしょう。
生産費高騰を背景に、『米価水準の高騰は仕方がないよね~』『今なら米価水準の高騰は受け入れられやすいはず』といった考えがあるような気がします。物価高騰の波に米価も乗せる流れなのでしょう。
国民は、消費税にも慣らされてきましたし、ガソリン価格高騰も受け入れています。なので、そのうち米価高騰も受け入れる、という思惑があるのかもしれません。
ただ、農家も慈善事業ではありませんので、再生産可能な米価でなければいけないのも事実です。
農家に対して個別所得補償制度等により十分な保護をすれば、消費者米価を抑えることできると思います(作況が平年並み想定)が、それなりの税金投入が必要にはなるでしょう。米価水準の高騰を何となく受け入れるのか?それとも、価格高騰をある程度防ぐための仕組みを取り入れる方がいいのか?どちらがいいのでしょうね。
よく分かりませんが、私が食べるご飯は、1日で最大茶碗2杯分です。米価が高くなったとはいえ、パンを食べるよりはリーズナブルな食糧です。出来れば高級米は求めていないので、安くて、そこそこ食べられるお米を供給してもらえれば十分です。そんなに丁寧に作らなくても大丈夫です。農家の皆さん、引き続き宜しくお願いします。
0コメント