政府備蓄米
政府備蓄米(せいふびちくまい)とは、凶作や不作時の流通安定のために日本国政府が食糧備蓄として保存している米である。1995年(平成7年)に「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律」が施行され制度が発足した。例年有意に潤沢な備蓄がみられる産地は北海道、東北地方、新潟県など日本のコメ生産量上位地域となる。2019年産から「都道府県別優先枠」が設定され、産地の競合をせずに「一般枠」よりも良い価格で入札できる【Wikipedia】。
税金で調達する政府備蓄米を放出し、流通の安定化、価格高騰を冷まそうとするなら、高値で入札した卸売業者やJAに備蓄米を売り渡すのではなく、抽選で無償譲渡し、精米販売価格をkgあたり400円、流通期限を4-5月中等の縛りを設けて流通させるべき。落札価格21,217円(60kgあたり)だと、精米価格でkgあたり7-800円を下回ることはないのではないか。
米価を下げさせない方法での備蓄米放出をする政府、農水省には疑問というか、国民生活の安定化を無視した備蓄米放出だと思います。JA等の顔を見ながらの政策なのでしょう。
ちなみに令和7年産米のコメ先物価格(10月限)は26,420円(前日比▲620円)と、さきの落札価格よりも5千円ほど高い状況ですが、農水省が引き続きコメの作付抑制策を講じ続ける限り、インパクトのある米価下落は起こらないと想像する。ただ、輸入米が外食産業だけでなく、食卓にも上がるようになれば、米価下落の流れがくるやもしれません。個人的には、こだわりにこだわったお米よりも、安いお米で十分なので、生産コストをかけずに生産することを急務にして欲しい。
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