進次郎ショックはいつまで続くか?

 5月21日、小泉進次郎氏が農林水産大臣に就任後、政府備蓄米を随意契約で放出するとする動きを受けて、令和7年産米(10月限)の先物価格は、5月23日に31,680円(高値)だったものが、本日30日(10:30現在)には27,520円の値段になっています。で、この間で下落幅は4,160円になります。明らかに、進次郎ショックですよね。


 一連の値動きから、5月23日の高値で売りヘッジ(売建て)をしていたとすれば、1枚(3トン、50俵)売りで評価益が20.8万円(=下落幅×50倍)になり、トラック1台分(12トン、200俵)なら評価益は83.2万円と計算されます。


 因みに、現物取扱業者で売りヘッジをしていたところはありますかね? もし、売りヘッジをした業者さんがいたなら、拍手ものですが・・・ どうでしょう?


 投機家の売方さんは、ニコニコでしょうね。買方さんは、損切?若しくは、進次郎効果が薄れる時期まで我慢のしどころでしょうか。十分な証拠金を積んでいる方であれば、耐えしのげるはずです。


 下記チャートを見る限りは、移動平均5日と25日が接近、又はデッドクロスをしてから底値を確認するまでは、買方さんの痺れは続くかもですね。多分、底値の確認は1カ月以内にできると思います。進次郎大臣が何らかのウルトラCの施策を打ち出さない限り・・・。多分、7月の選挙を前にして、ウルトラCの大技は繰り出されないと思いますけどね。自民党はJAグループにそっぽ向かれたくないはずなので。


 なので、進次郎大臣が何かをやった感を演出しつつ、JAグループにそっぽを向かれない価格帯を維持するところが直近相場の底値と考えますが、どうでしょうか?

米穀指数

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