逆ザヤ(令和7年産米)

 進次郎効果もあってか、2025年10月限のチャートを見ると、移動平均線(5日、25日)がデッドクロスになりました。ここから当面の間は、小さな価格調整、カニの横歩きのようなチャートを形成するのではないかと思いますが、いかがでしょう??


 それと、令和7年産米の価格を表す、2025年10月限以降を見ますと、少し逆ザヤ(期近>期先)になっていますね。通常であれば、期先の限月になればなるほど、保管経費等が上乗せされた価格を示すことから、順ザヤ(期近<期先)であることが多いはずですが、今はそうはなっていません。商品市場における逆ザヤは、在庫量が相対的に低いとき等に発生する現象とされています。


 先の予想は難しいですが、小さな上げ下げを繰り返すと思うので、限月間の価格差は、一つのチェックポイントになると考えます。価格差が開きすぎれば、X月限が上げて、Y月限が下げる。反対のケースであれば、X月限が下げて、Y月限が上げるという様な値動きです。


 令和7年産米が大豊作になれば、順ザヤ化の方向に動くと考えますが、この先は天候相場に入っていくことになるので、気温、降水量、日照時間、台風等が、価格形成の変動要因になりますので、気象情報にもアンテナを張っておきましょう。

※気象庁


 最後に、これは変動要因でも何でもありませんが、「7月5日に日本で大地震が起こる」という、科学的根拠のない噂がありますが、ご存じでしょうか?この噂のせいで、外国人観光客減少の兆しもあるとか・・・。もしこの噂通りのことがあったとしたら、「備蓄米が殆どないですけど~」って、なりますね。でも、いずれは南海トラフ大地震が起こるでしょうから、やっぱり備蓄米は100万トンではなく、この2、3倍はあっても良いような気はしますが・・・。

※「7月5日に日本で大地震が起こる」 うわさ拡散、火消しに乗り出した日本政府

米穀指数

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