小泉農水大臣批判?
いま、2千円程度で売り出される「進次郎米」と、さっさと世に出されない3千円台後半の「江藤米」がある中、江藤米を買った老舗米問屋や元農水大臣(農林族)等から、小泉農水大臣を批判する声が上がっているようですね。
※「マスコミは小泉大臣に現状を伝えてよ!」 備蓄米放出でも問題は山積み… 「政府が民間在庫を把握できていない」現場から苦言(6/8,デイリー新潮)
※「物流が止まっているのに、小泉さんは何を言ってるのか」 備蓄米が届かない背景にドライバー、精米工場の不足 「最初に備蓄米を買ったのはなんだったんだ」(6/8,デイリー新潮)
しかしまぁ、批判といってもポジショントークです。安い「進次郎米」の登場が商売の邪魔になるという意味で。
「進次郎米」は、一時的なものとはいえコメの低価格化を重視しているのに対し、「江藤米」は、コメの流通量を少し増やすも、コメの価格レンジは極力下げないことを重視しています。前者は、消費者にとって喜ばれるストーリーで、後者は、自民党がJAを含むお米業界に嫌われないようにするストーリーですので、記事にある小泉批判というのは、ポジショントークだと思っています。どちらが正解かは、各自で考えていただければと思います。
ただ一つ言えることは、江藤拓が大臣をしていたときと違い、小泉農水大臣がお米業界に一石を投じたことで、わさわさしだしたということです。わさわささせたということは、いまのお米業界にとって、何かマズイということなのでしょうね。
さて、自民党議員でもある小泉農水大臣は、7月の選挙を目の前にして、どんな着地点に落ち着くのでしょうね。米価の上下変動と生産者対策等から目が離せません。
また、コメ先物のチャートの移動平均線(5日、25日)がゴールデンクロスになった場合は、先物価格が上昇局面に突入ということなので、お米業界には喜ばしい状況(&自民党農林族もニコニコwww)ですが、それでは小泉農水大臣の影が薄れてしまうことになります。何れにしろ難しい舵取りです。ここは農水官僚の力の見せ所かもしれません。さて、どうなるやら・・・。
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